ライフ

入学祝いのお礼状マナーについて知りたい!【文例有】

この春、小学校、中学校、高校、大学に入学するお子様がいらっしゃる場合、入学祝いを頂戴することがあると思います。入学祝いを頂いたときは、相手にどのようなお礼をするのがマナーでしょうか。大人として知っておきたい入学祝いのお礼についてまとめました。

入学祝いを頂戴したらお礼を伝えましょう

入学祝いを頂いたとき、お礼のお品をあとから送るにしてもまず頂いた時点でお礼を伝えるのがマナーです。本来は手紙でお礼を伝えるべきですが、場合によっては電話やメールで簡単なお礼を伝えてから、お礼状を送ります。

ごくごく親しい間柄であれば電話や、メール・ラインのみでも大丈夫でしょう。

入学祝いとして頂くのは、お金、商品券、図書カードなどが多いと思いますが、品物を頂く場合もあるかと思います。

どちらのお礼の場合でも使える例文をご紹介していきます。

入学祝いのお礼状の書き方

ではまず、お礼状の書き方から説明します。お子さんからのお礼のメッセージや、絵などを添えて封書で出しましょう。

最近は個人の方でもパソコンでお礼状を作成される方もいらっしゃいますが、手書きの方が気持ちが伝わります。字に自信がなくても手書きで書いてみましょう。

なお、目上の方へのお礼状は縦書きで書くのがマナーです。

<お礼状の文例>

拝啓 春風が心地よい季節を迎え、皆さまお健やかにお過ごしのことと思います。

このたびは、(長男)○○の中学校入学にあたり、お心遣いを頂戴しまして誠にありがとうございました。

頂いたお祝いはこれから始まる学校生活で大切に使わせていただきます。

○○様には日ごろから暖かく見守り頂き、おかげさまで息子(娘)もここまで成長しました。今後とも親子ともども誠心誠意努力し、成長してまいる所存でございますのでこれからもご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

春はなにかと体調を崩しやすい季節ゆえ、どうぞご自愛くださいますように。

まずは書中にてお礼申し上げます。

 

敬具

平成○年○月○日

○○ ○○

○○ ○○ 様

お子さんが中学生以上であれば、お子さんからも別途お礼の手紙を出すようにしましょう。

入学祝いのお礼を電話で伝える場合

相手から直接受け取る場合と、遠方の方から郵送で受け取る場合がありますので、それぞれのシチュエーションで例文を見ていきましょう。

直接受け取った場合の電話の例

直接受け取った場合は別れた後、ひと段落ついてから改めてお礼を伝えると良いです。食事時を避けて連絡してみましょう。

「こんにちは。先ほど家に戻りました。本日はお心遣いをいただき、本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます。取り急ぎ改めてお礼を伝えたく、お電話しました。」

できれば受け取った本人(子供)にも電話口で一言お礼を伝えてもらうようにしましょう。

郵送で受け取った場合の電話の例

郵送で受け取った場合は、受け取ったという報告の意味も込めて相手に連絡します。

「こんにちは。先ほど入学祝いを受け取りました。ご丁寧にお気遣いを頂戴し、本当にありがとうございます。大切に使わせていただきます。取り急ぎご連絡させていただきました。」

電話したあとにお礼状を送る場合はできるだけ早く送りましょう。

入学祝いのお礼をメール・ラインで伝える場合

メール・ラインの場合も相手から直接受け取る場合と、遠方の方から郵送で受け取る場合に分けて例文を用意しました。あくまでも、親しい間柄の相手だけにしてくださいね。

メール・ラインの場合は、感謝の気持ちを簡潔に伝えるよう心掛けるのがポイントです。

直接受け取った場合に送るメール・ラインの文例

「本日は、楽しい時間とお心遣いを頂戴し、ありがとうございました。入学祝い、大切に使わせていただきます。○○(子供の名前)も喜んでおります。改めてお礼をお伝えしたく、ご連絡させていただいました。季節柄、どうぞお体ご自愛ください。」

郵送で受け取った場合に送るメール・ラインの文例

「本日、入学祝いを受け取りました。お気遣いを頂き、本当にありがとうございます。大切に使わせていただきます。○○も喜んでおります。取り急ぎお礼をお伝えしたく、ご連絡させていただきました。季節柄、どうぞお体ご自愛ください。」

メール・ラインしたあともお礼状を送る場合はできるだけ早く送りましょう。

最後に

以上、入学祝いのお礼状の文例についてでした。

今回は、入学祝いの内容が現金、金券類、品物などすべてに使える文例でご紹介しましたが、実際は頂いた現金や金券の使い道や、品物を使ってみた感想など具体的に伝えるとより良いです。

なお、子どもの成長のお祝いには、基本的にお返しは必要ありませんが、内祝という形でお礼をする場合が一般的なようです。お返しについてはこちらの記事をご覧ください。